(当日のスライド有)弁理士会主催の特許セミナーで講演しました
2017年9月3日特許警告状対応, 知財(全般)警告状対応, 知財について
前回のブログ更新から、5か月近くも(!)経ってしまいました。
それもこれも、西へ東へ、更新の暇がないほどに、忙しくさせていただいていたからですね。
弁護士&弁理士として、専門家冥利に尽きる、というほかありません。
このサイトを通じてご依頼くださった多くの企業・個人の皆様に、改めて、心からの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました。
今後とも、宜しくお願い申し上げます。
(特に、これを縁に顧問契約を結んでくださった企業の皆様、いつでも飛んでいきます!)
現在進行形で集積されつつある経験については、
このブログでフィードバックしていきたいと思います。
さて、本題ですが、去る8月25日に、
日本弁理士会東海支部主催
(共催:岐阜新聞社。後援:岐阜県、(公財)岐阜県産業経済振興センター、(一社)岐阜県発明協会。)
の、「知財広め隊」パテントセミナーにて、
「ライバルと戦う知的財産権~取っ組み合いからの最前線から~」という(やや煽り気味の)演題で、
約50名の参加者の方を前に、90分間の講演をさせていただきました。
(詳しくは、日本弁理士会東海支部のサイトをご覧ください。)
講演の中身としては、
特許について予備知識のない一般の方(中小企業関係者)を念頭に置いて、
具体的なケース(例え話や、実際にあった訴訟)を、ふんだんに織り込みながら語り掛けることで、
特許について、最小限だが、しかし明日から実際に役に立つような、
本質的なイメージを持っていただくことを、狙ったものです(手前味噌ですが)。
当日のスライド資料をアップロードしますので
ブログの読者の皆様も、是非ご覧ください。
それなりに気合を入れて準備したので、多くの方に眺めていただければ、本当に嬉しいです。
資料だけとはいえ、私の語り口(=専門家としての姿勢)がにじみ出ていると思いますので、
このサイトを見てご依頼を検討されている方の、ご判断の参考にもなると思います。
要は、私としては、難しいことを簡単に説明してこその専門家であって、
難しいことを難しく説明するのでは、専門家の意味がない、と思っているわけですね。
(もちろん、簡単なことを難しく説明する専門家は、論外ですね。)
ちなみに、余談ですが、
一般の方向けに、難しい法律問題(特許も法律問題です)をかみ砕いて説明するという点では、
その昔、少々重めの裁判員裁判(責任能力の有無を争う殺人事件)の主任弁護人をやった経験が、
多少なりとも、役に立っているなあ、という気がしています。
何せ、あの殺人事件の公判では、一般の方(フツーのおじさんおばさん)から選ばれた裁判員に対して、
「事理弁識能力」だの「行動制御能力」だのといった小難しい法律用語を、
キチンと理解して判断していただく必要があったわけですからねえ。
頭の中で、何と何の経験の配線がつながるか、人生はわからない、
だからこそ面白い、という気がしています。
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