の記事一覧
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誰が得する知財訴訟なの?~訴訟を提起して…
2022年3月6日
1 タコの滑り台事件という,ここ最近の知財業界・著作権業界で,結構な話題になった事件があります。 第一審:東京地裁令和3年4月28日判決(裁判所公式サイトへのリンク),控訴審:知財高裁令和3年12月8日判決(裁判所公式サ -
ECサイトでの不当な出品停止への対抗手段…
2022年2月25日
1 自社(「出品者」といいます。)が,Amazon,楽天市場,Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイト上で,ある商品を出品して販売している。 そうしたところ,ライバル企業である第三者(「申告者」といいま -
自分のことは自分で決めるー和解の効用ー
2018年3月26日
間違った思い込み (知財警告状が送られてきた末に,相手から訴訟を提起されて) 訴訟はケンカ。ネタが知財の訴訟でも,ケンカに変わりはない。 一方的にケンカを売られた以上,話し合いの余地はなし。 とにかく本気で殴り合ってやる -
(当日のスライド有)弁理士会主催の特許セ…
2017年9月3日
前回のブログ更新から、5か月近くも(!)経ってしまいました。 それもこれも、西へ東へ、更新の暇がないほどに、忙しくさせていただいていたからですね。 弁護士&弁理士として、専門家冥利に尽きる、というほかありま -
それで本当に特許を無効にできますか?
2017年4月12日
間違った思い込み 「ライバル社が、特許侵害の警告状を送ってきた。 これに対して、自社から積極的に反撃すべく、 そもそも、そのライバル社の特許は、(出願当時の)既存の発明から、簡単に思いつくから無効だ! という反論をぶつ -
コメダに警告された「マサキ珈琲」の代理人…
2017年1月6日
間違った思い込み(実例を参考にした仮想例) 「自社は、有名なコメダ珈琲の店舗の外観を、ほぼ丸写しした店舗を建築して、 (ただし、「マサキ珈琲」という、コメダとは全く別の店名で)喫茶店営業を行っていた。 そうしたところ、コ -
特許警告状には、実質論で反論すべき?
2017年1月4日
間違った思い込み 「ライバル社から、特許侵害の警告状が届いた。 特許権を侵害していないとの反論を行う上でのキモは、 ①警告者の特許の技術的思想と、②自社製品の技術的思想とは、全然違う、 という、実質的な技術論議に尽きる -
侵害かどうか微妙なら訴訟しかない?
2016年12月8日
間違った思い込み 「ライバル社から、特許の警告状が届いた。 詳しく検討してみたところ、自社製品が相手の特許を侵害しているか否か、実に微妙だ。 どちらとも断言できない以上、交渉でまとめるのは難しいだろう。 あとはもう、訴訟